時計と異業種のコラボレーション

時計と異業種ブランドのコラボレーションモデルは、かねてより多く打ち出されてきました。
ブランドの認知度や販路の拡大、新たなファン層の獲得が期待できることから、近年多くの時計ブランドが大きく広告を打ち出しており、時計に精通していない方も他の企業から名前を知ったブランドも多いのではないでしょうか。
コラボレーションのなかには、「ダブルネーム」と呼ばれるブランド同士が共同企画して商品を制作した際に2つのブランドネームを併記しているモデルも存在します。特に価値の高いものとして挙げられるのは、「ティファニー」×「パテックフィリップ」のWネームです。1837年創業のティファニーと39年創業のパテックフィリップは、51年にパートナーシップを提携し、ティファニーは米国における最初のパテックフィリップ公式小売店となりました。以降、Wネームモデルを輩出するなど両社の関係性を確固たるものにしています。

パテックフィリップ – ネプチューン Tiffany Wネーム | PATEK PHILIPPE | 5080/1A-001
パテックフィリップ – カラトラバ Tiffany Wネーム | PATEK PHILIPPE | 5119J-001
『 高級車 × 時計 』
時計ブランドと異業種ブランドのコラボレーションは多岐にわたりますが、趣味趣向品のなかでも価格帯の高いことや機械的な要素を共通する顧客層から、高級車とコラボしているブランドが多く見られます。
◆ Mercedes-Benz(メルセデスベンツ)× IWC(international watch company)
2004年 パートナーシップを提携
◆FERRARI(フェラーリ)× HUBLOT(ウブロ)
2011年11月 パートナーシップを提携

ウブロ – ビッグバン フェラーリ マジックゴールド 401.MX.0123.VR
◆Lamborghini(ランボルギーニ)× ROGER DUBUIS(ロジェデュブイ)
2017年 スクアドラ・コルセによるワールドプレミアが開催されパートナーシップを提携

ロジェデュブイ – エクスカリバー ウラカン DBEX0803
◆FERRARI(フェラーリ)× RICHARD MILLE(リシャールミル)
2021年 パートナーシップを提携
『 イベント × 時計 』
また、高級車メーカーに限らずイベントについても同様です。タグホイヤーは1969年に高級時計ブランドとして初めてF1マシンにロゴを飾り、1992年から2003年までF1の公式タイムキーパーを務めています。F1とLVMHの契約によって、2025年シーズンからF1の公式タイムキーパーとして復帰しており、今後さらなる活躍が期待されます。特に 「カレラ」「モナコ」などを一大コレクションとしてシリーズ化しているのは、タグホイヤーならではの魅力があります。
◆Formula One(F1)× TAG Heuer(タグホイヤー)

タグホイヤー – モナコ キャリバー ホイヤー02 パープルダイヤル リミテッドエディションCBL2118.FC6518

タグホイヤー – カレラ トゥールビヨン クロノグラフ キャリバー ホイヤー02T | TAG HEUER | CAR5A5V.FC6377
また、全世界の一大イベントであるオリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務めているオメガは、時計だけでなく開催中に使用される測定機器も手掛けており、オメガのロゴを一度は目にした人も多いはずです。例年オリンピックを記念した限定モデルも製作しています。
◆Olympics(オリンピック)× OMEGA(オメガ)

オメガ – スピードマスター 東京2020 リミテッドエディション 522.30.42.30.03.001
『 ハイブランド × 時計 』
プロモーションに長けているウブロはフェラーリだけでなく様々な企業とコラボレーションモデルを打ち出しています。より高い露出が見込まれるウブロですが、代表的なコラボレーションとして「ベルルッティ」が挙げられます。フランスの高級靴ブランドとして名高いベルルッティと“異素材の融合”による革新的なデザインが時計界の異端児と称されるウブロを凝縮したハイセンスなコラボモデルを2016年より展開しています。
◆Berluti(ベルルッティ)× HUBLOT(ウブロ)

ウブロ – クラシックフュージョン ベルルッティ スクリット オーシャンブルー511.NX.050B.VR.BER16
イタリアのミラノを拠点とする高級ファッションブランド「PRADA プラダ」がヨットレースのアメリカズカップ2003への参戦を記念し、IWCへ時計の制作を依頼したことからコラボレーションモデルが誕生しました。こちらのモデルは現在には無い90年代後半に登場したGSTシリーズがモジュールで、通常のGSTモデルからスモールセコンドを除いた仕様となっています。G→ゴールド、S→ステンレス、T→チタンそれぞれの素材の頭文字をとっていて、当時はクロノグラフやアクアタイマーにも採用されているほど人気がありました。当該モデルは文字盤に”IWC FOR PRADA”とプリントされている特別なモデルです。
◆PRADA(プラダ)×IWC(international watch company)

IWC – GST クロノグラフ for PRADA IW370802
いかがでしたでしょうか。
ブランドごとに異なるプロモーション戦略を練っているかと思いますが、異業種とコラボレーションすることで各々の特徴を活かした素敵なモデルが誕生しています。特にコラボレーションモデルは注目度が高いうえに数量限定となっている場合が多く、より特別感を演出できるので大変お薦めです。
ご自身の思い出や節目のタイミングに時計を見て当時を思い返す際にもこういったモデルはピッタリかと思います。当ブログが時計選びの参考になれば幸いです。ご検討されているモデルがございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。



