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千里の道も一歩から、創業269年

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

 

1755年の創業から269年間もの間、途絶えることなく伝統を継承し世界の三大時計ブランドとして数えられる名門メゾン ヴァシュロン・コンスタンタン。パテックフィリップやオーデマピゲも長い歴史と伝統を誇っていますが、ヴァシュロン・コンスタンタンは両ブランドを凌ぐ歴史から生みだされる時計は一線を画しています。

 

【世界3大時計ブランド】

ヴァシュロン・コンスタンタン  1755年創業                  269年

パテックフィリップ             1839年創業                  185年

オーデマピゲ                         1875年創業                  149年

 

時代の荒波に揉まれながらも高級時計製造の技術の継承と革新を継続してきたことで存続してきた老舗ブランド。保管されているいくつものプロダクトアーカイブは歴史の中で特別な物語を背景に製作されてきました。

 

長い歴史を簡単にひも解きながらトラディショナル コンプリートカレンダー・オープンフェイスを紹介したいと思います。

 

 

 

創業からの歩み

 

 

・1755年9月17日、ジャン・マルク・ヴァシュロンが24歳で時計製造工房を設立。

 

・1785年、2番目の息子アブラアン・ヴァシュロンに経営が引き継がれる。

 

・1810年には、孫にあたるジャック・バルテルミー・ヴァシュロンがブランドを継承。

海外に輸出を始め、王族や貴族など上流階級の顧客を獲得していく。

 

・1819年に野心的なジャックは商人のフランソワ・コンスタンタンに惚れ込み、経営を共にしてヴァシュロン&コンスタンタンと社名を改める。

会社の企業理念となる「可能ならばより最善を求めよ。それは常に可能である。」を確立する。

 

・1839年に技術責任者として、後に多くの作品を残す発明家となるジョルジュ・オーギュスト・レショーを雇い入れムーブやエボーシュを作製する工作機械を開発していく。

 

・1844年からシャルル・セザール・ヴァシュロンが経営を引継ぎ、国際的な新たな市場を拡大する。あらゆる産業で、国境を超えたビジネスが誕生した時代だった。

 

・1845年にはルショーの活躍により自社製造のエボーシュを他社に供給を始める。

 

・1870年ヴァシュロン一家最後のシャルル・ヴァシュロンが死去。

その後は有能な従業員たちが、後を継ぎ事業を継承し発展させていく。

 

・1880年から一目で自社の時計と分かるようにマルタ十字のロゴを会社のシンボルとして商標登録。より高い精度を実現するために香箱のカバーに実装させた、十字型のパーツから着想を得たもの。

 

・1906年、ジュネーブに初のブティックをオープン。顧客には「ルーマニアのマリア王妃」や「ナポレオン公」の名を連ねる。

 

・1907年には、高い精度を持つクロノメーター基準懐中時計「クロノメーター・ロワイヤル」を商標登録する。

 

・1912年、ヴァシュロン社初の腕時計が発表。

 

・1929年にはエジプト国王ファード一世のためにクロノグラフ、永久カレンダー、ミニッツリピーター、グランソヌリとプチソヌリを搭載した「グランドコンプリケーション懐中時計」を製作。

 

・1932年ルイコティエとのコラボレーションにより31のタイムゾーンを備えたワールドタイムが誕生。

 

・1938年に世界大恐慌の影響によりジャガー・ルクルトにヴァシュロン・ コンスタンタンが吸収合併される。2社に加えて多くの子会社を含んだ共同企業、工業製品商事株式会社「SAPIC」が新たに設立する。

 

・1965年当時、ジャガー・ルクルトの製造を任されていた工場の社長だったジョルジュ・ケトラーが、ヴァシュロン・コンスタンタンの大株主となり、SAPICから独立します。

 

・1996年にヴァンドームグループ「現リシュモングループ」がヴァシュロン・コンスタンタンの株を買い占めて傘下に入る。

 

長い歴史による卓越した技術と挑戦によって、独創性あふれる魅力的な時計が多く誕生しました。薄型ムーブメント、リピーター、複雑機構の開発に成功し多くのコンクールで賞を獲得しています。時代に花を添えてきた著名人の手元でヴァシュロンの時計が時を知らせる役を担ってきました。

 

 

 

伝統と革新を体現したモデル トラディショナル

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

・2004年にパトリモニーを発表。

1950年代に製作された時計をオマージュしている。

ベゼルや針は細く繊細で、ケースやラグは直線となめらかな曲線の絶妙なバランスで人気を博す。

 

・2007年パトリモニーの派生モデルとしてトラディショナルを発表。

1930年~1950年の間に製作された時計をオマージュしている。

 

・2014年トラディショナルが一つのコレクションとして独立する。

トラディショナルは、パトリモニーよりも針やインデックスなど古典的な要素が強いモデルとなる。パーペチュアル、トゥールビヨンなど複雑機械を搭載したシリーズ展開をしている。

 

激動の歴史で誕生した過去のモデルに敬意を表しているのがトラディショナルシのリーズです。その中でもヴァシュロン・コンスタンタンが一つのスタイルを確立したのが1940年以降。他のブランドとは異なる長短針の比率、ケース、ラグデザインの特徴となる完成された意匠は今に受け継がれています。ドレスウォッチの時針と分針の比率が「1対1.5又は1.6」。長さの比率とシンプルな形状により洗練された印象を与えてくれます。時針が短い分、インデックが長くなり視認性を高め文字盤上のデザインバランスを整えています。

 

 

トラディショナル コンプリートカレンダー・オープンフェイス

 

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大人の雰囲気を纏ったオープンフェイスのコンプリートカレンダーを詳しく解説していきます。コンプリートカレンダーとは、アニュアルカレンダー(年次カレンダー)やパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)とも違い小の月の初めにはカレンダー機構の調整が必要になります。

 

このモデルは、ムーブメントが透過構造となり直観的に二層に分かれて読み取ることが出来ます。

 

  • 一層目は、主役となる時間とムーンフェイズ

トラディショナルの特徴であるドーフィン針は2面のファセットで構成され左側が鏡面で右側が梨地仕上げにより瞬時に時刻を判読できます。

 

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

6時位置にある高精度ムーンフェイズの月がリアルに描かれています。天体マニアには嬉しい月の南部に位置する大きなティコ(Tycho)クレーターやコペルニクス(Copernicus)クレーターも拡大鏡で写真を撮ると確認できます。ムーンフェイズディスクのグレー部分に荒く施された仕上げが月の質感と存在を一層際立たせています。枠をピンクゴールドで囲いうすい磨りガラスを使用しているところが、ガラス加工を得意とするブランドの意匠が見て取れます。

 

  • 二層目は、名脇役のコンプリートカレンダー

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

一見わかりにくいですがインデックスの下に、ムーンフェイズの枠の高さに合わせてサファイアの文字盤が存在しています。ガラスの縁もデザインに溶け込んでいて存在自体が、目立たない構造となっています。ブランドロゴの下には、月と曜日の薄いサファイアのディスクが小窓のような白地の上で表記されています。文字盤外周には、先だけ白く塗装されたポインターデイトで日付を分かりやすく読み取れます。

 

  • エキストラがムーブメント(Cal.2460QCL/2)

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

NC旋盤によるミクロンの単位まで追い込まれた加工精度の高い地板や受けにガルバニック処理を施しています。落ち着いたアンスラサイトグレーの色味になり、表面に被膜を形成し耐腐食性と耐久性が高くなります。マルタ十字を切り抜いた22Kのローターがケースバックから美しく覗けます。Cal.2460QCL/2は、パワーリザーブが40時間、ケースの厚みは10.7mmとなります。

 

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

カレンダー機能の多くは針やディスクで表示されますが構造上文字盤側に設計されることが多く、このオープンフェイスを見ると仕組みが見て理解できます。ゴールドにメッキされた歯車が香箱から歯車を介して針、各ディスクへと力を伝えています。文字盤中心にある、歯の形状が一番大きい歯車から奥に深くなるごとに歯が小さい歯車になっていきます。歯車の形状と歯数により、周期と力を制御しています。

 

細長いバネの役割をしている部品は綺麗にサテン仕上げが施され、各歯車の位置を決める役割を果たしています。10時位置にある曜日のディスクと文字盤中央との間にある歯車は、曜日のディスクを動かすための爪が上部に見え、一日毎に爪がディスクを一歯ずつ動かすところを楽しんでいただけます。

 

・ステージがケース(外装部分)

 

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

ケースサイドから眺めると、造形の美しさが見て取れます。ベゼルとケースバックがミドルケースより少し小さくなっています。時計の径を小さく印象付ける技術になります。

特にラグのデザインが洗練されていて個人的に好きな箇所です。時計正面から見るとわかりませんが、ケースサイドから眺めるとラグの根元はケースバックと合わせて一段下がっていて先端で猫足のようになっています。

形状を複雑にすればするほど、労力もコストもかかりますが曲線と直線の組み合わせた気品が漂う実用性の高いデザインです。時計を置いた時にも床との接地箇所は少ないけれどもバランスよく置くことが可能です。

リューズが大きく下部に位置しています。これは巻き上げや時刻合わせの際に操作しやすい工夫がされていてオーナーに優しいです。

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

ケースバック縁にコインエッジが装飾されています。縁のみに薄く装飾されていますが、見た目もさることながら規則正しく彫り込まれたエッジは肌触りやケースを持った時の感触が良く、伝統技術を活かした品質の高い高級品と肌で実感できる大切な箇所になります。

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

サファイアガラスに印字されたブランド名は、一見すると白字のプリントに見えます。写真でお伝え出来ないのが残念ですが、拡大鏡で確認するとシルバー色で光の加減で反射してとても綺麗です。

 

千里の道も一歩から、創業269年の紹介画像

 

12時位置のインデックスの先がマルタ十字のデザインを模しています。美は細部に宿ると言いますが、ブランドロゴを細部に拘ってデザインしているところが老舗ブランドの技術力の高さが伺えます。

 

 

伝統を重んじるその姿勢は、時計の細部に至るまで色濃く反映されています。

気品がある大人の遊び心を持った素晴らしいタイムピースです。

 

己を追求し続け、常に高みを目指す、そんな方に着けていただきたい時計です。

是非、この機会にお手に取ってご覧下さい。

 

 

♦ヴァシュロン・コンスタンタン

トラディショナル コンプリートカレンダー・オープンフェイス

【型番(型番)】4020T/000R-B654

【素材】PG

【文字盤】スケルトン

【ベルト】レザー

【ムーブメント】 Cal.2460QCL/2

【ケースサイズ】41mm

【防水性能】日常生活防水

【付属品】箱・国際保証書

【商品の状態】USED

【保証】1年

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