1815 UP& DOWN / AUF&AB

1815 HISTORY
A.ランゲ&ゾーネカタログより“Pour le Merite”
1994年のブランド復興後に初めて発表された4モデルの中からプール ル メリットのデザインコードを引き継いで、1995年にシンプルな3針として1815を発表しました。
その2年後の1997年に、1815UP&DOWNは発表されます。
当時、18Kイエローゴールドで1,700,000-(税抜)、プラチナで2,400,000-(税抜)と驚きの価格です。2006年に1815すべてのシリーズが生産終了し2007年からはモデルネームが一度カタログから消えます。
ラインハルト・マイス氏
A.ランゲ&ゾーネの復興に尽力したギュンター・ブリュームライン氏の右腕として、裏方で活躍したのが数学者でもあり、時計の歴史にも造詣が深いプロダクトデザイナーのラインハルト・マイス氏です。あまり表舞台に名前はでてきませんが、IWCの名作も手掛けています。初期のランゲの全ての製品のデザインを担当しランゲ1、ダトグラフ、プール ル メリット等、1815UP&DOWNもマイス氏によってデザインされています。
A.ランゲ&ゾーネ公式HPより
AUF/ABのパワーリザーブ表示はA.ランゲ&ゾーネの歴史には伝統がある機構で100年以上も前から製造されていました。1879年ドイツ帝国特許第9349番AUF/ABパワーリザーブ表示と1940年オットー・ランゲが取得した特許732162番 遊星歯車式パワーリザーブ機構は、特徴となる代表的な要素です。この2つの特許を現代の技術力で腕時計に転用したのが1815UP&DOWNです。
A.ランゲ&ゾーネカタログより
手巻きの時計には、ゼンマイが巻き上がっているのか、切れそうなのか後どれくらい動くのかが分かるパワーリザーブがあると使いやすくて便利です。
4時位置には秒針を、8時位置にはパワーリザーブのインダイアルを配置する事でバランスのとれたシンメトリーのデザインが完成しています。シンプルながら完成された端正な顔立ちを持つ1815UP&DOWNは他社の真似ではなくオリジナルを追求した結果開発された、1815シリーズに相応しいモデルではないでしょうか。シンプルな3針も素晴らしいですが、パワーリザーブが搭載されて実用性が高いこのモデルは、グラスヒュッテの時計製造の遺産を相続した歴史的にも重みのある時計です。
遊星歯車式のメカニズムは、コンパクトな設計を可能にし、ムーンフェイズを搭載した限定モデルなどへと派生していきます。
発表当時のブランド草創期には、一部のモデルは受注生産などでブレスレットタイプも存在しています。

NEW 1815UP&DOWN
2013年に1815アップ&ダウンは、ムーブメントとデザインを変更して第二世代が発表されます。発表当時は 2,230,000(税抜)ですが現在では、3,140,000(税抜)と9年で約40%値上がりしています。
初期モデルの35.6mmから39mmとサイズアップし、ムーブメントが新しく生まれ変わりました。駆動時間が55時間から72時間に延長され、パワーリザーブの表示精度が飛躍的に向上し、時計が止まると秒針がゼロリセットされる機能が搭載されています。
ベゼル側面にはスリットが入ったステップベゼルとなり、間延びせずにシャープな印象へと変わります。
摂氏300℃までゆっくりと丁寧に加熱され青焼きされたコーンフラワーブルーと呼ばれる青針が、現在時刻と駆動時間を正確に伝えてくれます。細く長い綺麗な針は丹念に磨き上げられ、緩やかに湾曲した上面が、僅かな光でも反射することで様々な表情をこの時計に与えてくれます。

搭載されたCal.L051.2は1815の3針よりもビス止め式ゴールドシャトンが2つ多く、懐中時計を想起させるような、4分の3プレートに組み込まれたサンバースト仕上げが美しい巻上げ用の歯車(丸穴・角穴車)を見ることができます。巻き上げ用の歯車を見せることで機械の厚みを抑えていると同時に、ムーブメントを見ながら巻き上げれば綺麗に装飾された歯車の巻き上げた感触が指先に伝わります。コハゼと呼ばれるゼンマイの巻き上げが逆回転しないように規制するストッパーはブランドごとの感触に特徴があり、手巻き好きには垂涎のモデルです。
◆A.ランゲ&ゾーネ 1815 UP&DOWN
【型番(型番)】 234.032(LS2344AD)
【素材 】18Kローズゴールド
【文字盤 】シルバー
【ベルト 】レザー
【ムーブメント】 手巻き
【ケースサイズ 】39mm
【防水性能 】日常生活防水
【付属品】箱・保証書
【商品の状態 】未使用品
【保証 】3年
Made in Germany
スイスの時計産業は宝飾品としての価値を高めて発展してきました。現在でも大変な人気を博しているのが、老舗ブランドの70年代に誕生したステンレス製のラグジュアリー・スポーツです。機械よりも外装やデザインに拘りを見せ素材、文字盤、限定品などの外装や装飾でブランドの価値を維持しているメーカーが多いいのではないでしょうか。
ドイツは今でもマイスター制度があるように、高い技術力で高品質なものを作りだす職人気質が根づいています。ドイツ製品は実用性とデザイン性を合わせ持った洗練されているものが多く、スイス産を凌いでいる時計が多くあります。



