すれ違う人をも惑わす魅惑の魅力

10月になり朝は少し肌寒く、空気が澄み切り、待ちに待った食欲の秋がやって参りましたがいかがお過ごしでしょうか。
今回は煌びやかな街灯に照らされ、すれ違う人々さえも魅入ってしまうような珠玉の時計をご紹介いたします。
1755年の創業から265年間脈々と受け継がれ、最上を追い求めてきた世界最古のブランド
VACHERON CONSTANTINの「ジャルージ」です。

まず初めてご覧になった方は時間の見かたに戸惑うかもしれません。
第一印象としてこの画像では今何時か全くわかりません!!!
画像の6時位置中央の青いサファイア製のバーを右にスライドさせて初めて中を覗くことができます。
「ジャルージ」とはフランス語でシャッターのことで、スライドしてみると…

真っ白な美しい文字盤の時計がうかがえます。

ケース側面、裏蓋以外に246石のダイヤモンドが散りばめられ、サイドには彫刻が施されておりケース全体をシャープに印象付けています。
歴史を紐解くと遡ること約100年前、ヴェルジェ・フレール社という多くのケース製造を手掛けた会社がありました。
当時の懐中時計には【VF】の印が刻まれていました、しかしヴェルジェ・フレール自身が手掛けたケースは個体数が極めて少なくこのシャッター付きケースがあるのみです。
中のムーブメントもルクルト製Cal.822(1992年に登場したムーブメント)ベースのCal.1017が使用されています。
このCal.の香箱とテンプで2番車を挟んでやや対角に置くスタイルはPP、IWC「Cal.87」と全く同じです。
現代によみがえったジャル―ジに1930年代スタイルのムーブメントが入っているというのは過去と未来の融和ではないでしょうか。

時計は時間を確認するものであるにもかかわらず、ジャルージ(シャッター)で隠すのはものすごく矛盾を感じざるをえませんが、わざわざスライドしなくは時間を確認する事すら叶わない矛盾にこそ、造り手に込められた思惑、熱意があるのではないでしょうか。
そこに思いを馳せてみるのも時計の醍醐味なのかもしれません。
画像や文面では伝わりきらないこの魅力を是非とも実物をお手に取ってご覧いただきたいです
所有者しか開くことが出来ない扉のシャッターを開けて、貴方だけに語り掛ける表情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「ジャルージ」
【91503/000G-7】
【18Kホワイトゴールド】
【ホワイト】
【レザー】
【手巻き】
【30mm×25mm】
【日常生活防水】
【箱・修理明細書・アーカイブ】
【中古品】



