カルティエ タンクバスキュラント

Ref.W1011358
【Basculant】(仏語)・・・傾く、ひっくり返すなどの意味
ファーストモデルは1931年に発表されました。
当時流行していたポロやテニスが上流階級のスポーツだったため、お金持ちの顧客から「こんな時計があったら・・・」などといった注文が多かったのではないでしょうか。
この頃時計につかわれていたミネラルガラスは現代のものと比べるとかなり割れやすかったため、ポロなどのスポーツ競技時に文字盤を衝撃から保護する目的で時計ごと反転させる構造が考え出されました。
ちょうど同じ年にジャガールクルトから横回転で反転する「レベルソ」も発表されています。(ちなみに「レベルソ」はラテン語です。)

今回ご紹介する商品は、その復刻版として1999年に発表されたステンレススティールモデルです。

12時位置のカボションのサファイアとストラップのネイビーがリンクしていて高級感がありながらもスタイリッシュで、そしてとても爽やかな印象を与えてくれる取り合わせです。
サイズは縦38mm/横25mmと当時のメンズサイズとなっています。
ムーブメントはフレデリック・ピゲ社製Cal.060
・このムーブメントはカルティエのCPCPライン(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)に使われていた高精度の手巻きムーブメントです。
ここにもカルティエの本気がうかがえます。

オリジナルの尾錠がついているのも貴重です。
カルティエデザインの神髄でもある、アールデコ様式を表現したシンメトリックなデザインは全く古さを感じさせません。
今では反転の持つ意味も「衝撃を避けるもの」から、例えば生活の「オン・オフの切り替え」などと比重が変わっているのではないでしょうか。
ビジネスシーンでは文字盤を表にして常に時刻を確認できるように、休日には裏返しておいて、確かめたいときにだけ回転させるといった使い分けも楽しみの一つかもしれません。

タンクバスキュラント
Ref. W1011358
素材. ステンレススティール
ムーブメント. 手巻き
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