復活を遂げた伝統と革新のスポーツウォッチ

こんにちは。 南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ川又です。
今回ご紹介するのは、時計好きの方ならご存知のマニファクチュールメーカー
〝ジャガールクルト〟よりSIHH2018で新たに発表された「ポラリス」です。
ジャガールクルトと言えば、世界屈指の技術力を持ち合わせ、数々のブランドへムーブメントを提供してきた時計界に於いて一目置かれる存在です。
モデルラインナップとしては、ブランドを代表するとも言える「レベルソ」や
「マスター」、コンプリケーションラインの「デュオメトル」などが挙げられますが、
もう1つ、ブランドのアイコン的存在として1968年製「メモボックス・ポラリス」が存在することを
ご存知でしたでしょうか。
「メモボックス・ポラリス」はジャガールクルト初の、アラーム機能付きダイバーズウォッチであり、潜水時間を知らせるアラームは当時、時計界に大きな衝撃を与えました。
その革新的なアイコンウォッチの50周年を記念して、新たに誕生したのが
今回ご紹介の「ポラリス」シリーズです。
ジャガールクルトに於いて、今までにないスポーツラインであり、
そのデザインは「メモボックス・ポラリス」を彷彿させる細部にまでこだわった伝統的作品のオマージュとなっています。

※ケース径は41㎜に対し、厚さは11.2㎜のため腕への収まりがいい
さて、突然ですがここで質問です。
皆様は、モデル名である「ポラリス」の名前の由来をご存知でしょうか。
ポラリスと言えば、現在の北極星-こぐま座α-の名称であり、
方角を教え導いてくれる、ロマンチックかつ無くてはならない存在。
ジャガールクルトのモデルラインも、美しいクラシックなデザインや
「ランデヴー」の様にロマンチックな名称もあることから、
ポラリス = 北極星 と誰もが連想することと思います。
しかしながら実際は、メモボックス・ポラリスが発表された1960年代、
世界では冷戦が続き、当時話題となったアメリカの海軍所有ミサイル潜水艦の
名前こそが「ポラリス」です。
名前の由来として、冷戦状態の最中、アメリカ市場にこの時計を強く印象付ける目的があったと当時のジャガールクルトの資料に記されているそうです。
私個人の見解としては、平和を願う気持ちを世に広めるべく話題性のある名称にしたのではないかと考えています。
ジャガールクルトと仲の良かったカルティエも平和を願うべく、
当時の世界情勢からインスピレーションを受けたモデルを輩出していることから
今もなお世界から愛され続け、伝統が継承されているメーカーの人々に対する深い愛や想いが伺えます。

エレガント&スポーティにヴィンテージ感をプラスした
気張らず控えめな贅沢を是非ともお手に取ってご堪能下さい。
ポラリス オートマティック
Ref. Q9008180
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻き / Cal.898E/1
ケースサイズ:41mm
防水:100M防水



