~異なる3つの要素の融合~

こんにちは。 南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ 阿部です。
今回はHARRY WINSTON オーシャン・スポーツ・クロノグラフをご紹介します。
【introduction】
ブランド創業者のハリーウィンストンは
「本当は素肌に直接ダイヤモンドを飾りたい」と言っていたそうです。
ハリーウィンストンのジュエリーはあくまでも石がメイン。
そのため枠や爪を目立たなく、石を出来る限り大きく見せる設計なのです。
石の魅力を最大限に引き出すそのデザイン力は
リストウォッチのデザインにも存分に生かされています。
~異なる3つの要素の融合~
今回ご紹介する「オーシャン・スポーツ・クロノグラフ」は2011年発表のレディースモデルです。
1998年に発表された「オーシャンシリーズ」 のラインコンセプトは
「スポーツテイストとメカニカル、エレガンスの融合」です。
その中でもご紹介の時計はレディースモデルということで、
更にエレガンスの比率が高いデザインになります。

スポーツモデル=機能面重視、メンズよりになりがちなところをブランド持ち前のエレガンスで
マニッシュに寄り過ぎないところは、さすがハリーウィンストンですね。

いくつか特徴を挙げていきたいと思います。
まずはハリーウィンストンのシンボルでもある本店入り口を模した
「ファサード」が3時の位置にあること。
スポーツモデルらしく、リューズガードの役割も果たします。
対して、レディースラインの代表でもある「アヴェニュー」や「プルミエール」がケース上下の位置。
一目で違いがわかります。
そして、新素材であるザリウムを使用したケースは
メンズモデルのような落ち着いたサテン(筋目)仕上げではなく、ポリッシュ(鏡面)仕上げされていて
レディースモデルには不可欠な華やかさと軽やかさを演出しています。
もちろんサテン仕上げにダイヤモンドは似合いません。当然の選択です。
より機械的な印象が強くなるようなスケルトン加工も施しません。

多層構造のダイアルはハリーウィンストンが得意とするデザインです。
斜めから見ると良くわかる3層構造のダイアルは、1層から3層までダイアルの仕上げとカラーを
絶妙に変えることで、視認性に特化したいわゆるダイバーズウォッチ
とは違った狭い空間内に奥行きを出す効果を狙っています。
特にオーシャンで多用される理由としては、ダイバーズ仕様というところが大きく影響しています。
時計表面を守るガラスは防水性を確保するためフラットなサファイアクリスタルを使用しています。
当然時計のフェイス全体は満遍無く見渡せ視認性は抜群ですが、どうしても無骨になります。
そこで文字盤のレイヤードで奥行き感をもたせ、仕上げを変えることで
視覚的にも飽きさせないデザインを表現しています。
Ref. OCSACH38ZZ002
ムーブメント 自動巻き
防水 200M防水
素材 ザリウム
ケース径 38mm



