RICHARD MILLE RM004 V2 スプリットセコンド クロノグラフ

時計に詳しい方はご存知の通り、リシャールミルと言えば腕時計の中でも最高級品。
ケースの素材が金やプラチナでないにも関わらず1,000万円以上の値が付くモデルが多く存在します。
「腕に巻くF1マシーン」と形容されるリシャールミルは2001年に創業。
時計作りをビジネスとして考えるのではなく、作り手自身が楽しむ気持ちを大切にした新しいブランドです。
リシャールミル氏は時計師ではなく、自らをウォッチコンセプターと名乗っています。
理想コンセプトを提案し、その実現を技術者に託してハイグレードな時計を生み出す。
「マーケ―ティングを考えて作られた時計は誰も欲しいと思わない」そんな言葉と共に、日々私たちの想像をはるかに超えたマシーンを世界に発信しているのです。
今回ご紹介のRM004 V2は2002年に発表された手巻きの「スプリットセコンド」
表から見えるフェイスはF1のメーターやエンジンを連想させるようなデザイン。

地板に使われている「カーボンナノファイバー」は初期モデルRM001発表当時から
ルノー・エ・パピ社が約5年かけて見つけた耐久性の高いカーボンファイバー地板。
RM001などの初期モデルにはPVD加工を施した洋銀や、チタン素材が使用され、
RM002からRM008 にかけてチタン地板を用いたモデルは通称「V1」
カーボンファイバー地板モデルは「V2」といった違いが見受けられます。
RM004 に搭載されている「ファンクションセレクター」はRM002から搭載した機構で
以前はヒューマンエラー(リューズの閉め忘れ)による防水性の不足が見られましたが、ファンクションセレクターを搭載したRM002 V2以降リューズの閉め忘れから解放されました。
その為、リシャールミルのリューズは自由度が高く、一般的な時計に比べてかなり大きく、操作性も高い仕様となっているのです。
ファンクションセレクター

「W」… ワインディンク(巻上げ)

「H」… アワー(時刻調整)

「N」… ニュートラル(通常時)
クルマのシフトチェンジのごとく、リューズのプッシュ操作で芯のポジションが変化する。
巻き真を大きく露出させない構造の為、防水性と耐衝撃性に優れています。

11時位置には約50時間パワーリザーブの残量を確認する事ができるパワーリザーブインジケーターを搭載。
さらに1時から2時位置にはトルクの状況を確認する事ができるトルクインジケーターを搭載した耐久性のみならず実用性に特化したハイスペックモデル。
シースルーバックからはメカニカルかつ美しいムーブメントを眺めることができます。

リシャールミル氏の思い描く時計作りはまさにF1そのもの。
初期のデザインデッサンにはトノーケースを6時位置から平行に見たケースが
大ぶりなリューズを含めF1マシーンそのものに見えるようにデザインしたそう。
パーツそのものが高級時計に適したものか確証が持てないのであれば、ベストなものを探し続ける。パーツ1つ妥協せず、こだわり抜いてこその価値がここにあります。
天才ウォッチコンセプターの理想を具現化した小さなF1マシーンを是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。



