IWC ~現代まで受け継がれるマークシリーズとは~

■I W C
スイス発祥のメーカーでありつつも創業者がアメリカ出身の時計技師という珍しい経歴を持つIWC。「International Watch Company」の頭文字を取った、これまた珍しい略称をブランド名として採用し、ファンからは「インター」という愛称で親しまれています。

IWCは、創業地であるシャフハウゼンが隣接しているドイツとの国境付近に所在している為、スイス発祥ブランドでありながらもドイツに色濃く影響を受けた機能性の高いデザインが特徴です。今回は数多くの名作を生み出しているIWCの中でも、いまなお生産され続けている定番のマークシリーズについて取り上げながら、当店に入荷することが少ない希少価値のある「マークX I I」について触れたいと思います。
■マークシリーズの起源
英国の空軍用時計として生み出されたことから始まったマークシリーズ。もともと軍事目的の時計ということもあり、実用性に長けたデザインから 高い視認性と日常生活内では有り余るほどの強靭な耐久性を誇ります。1948年に誕生した「マークⅪ」は当初から航空機内の過酷な状況下に耐えられるよう、軟鉄インナーケースを採用した2重ケース構造が採用されています。航空用にもかかわらず一切の無駄を廃したこのデザインは、時計が本来持つべき時刻を読み取ることに特化されており、パイロットウォッチのお手本として現代まで引き継がれているほど完成されたデザインだと言えます。
そして軍用時計から初めて民間向けのモデルとして1994年に生み出されたのが「マークX I I 」です。当時生産終了されていたマークX Iの基本デザインは踏襲されていますが、変更点で言うと手巻きから自動巻きになり、日付表示、リューズはねじ込み式が採用されるなど現代の機能に近づいたような印象が見受けられます。ムーブメントには、ジャガー・ルクルト製のCal.889をベースに、IWCが独自にブラッシュアップを施したものが用いられている為性能も折り紙付きです。

■マークX I I
今回入荷したのはこちらのマークX I Iモデル。歴代のマークシリーズでも当モデルと後継のマークX Vの初期モデルにしか採用されていない貴重な11連のブレスレットが採用されています。文字盤の蓄光はオリジナルのトリチウムのままという、コレクターにはたまらない一本です。

マークX I Iが生産終了されたその後もシリーズは続き、マークX V〜マークX V I I Iが生産され、今年2022年には待望のマークX Xまで登場しました。変わりゆく時代に合わせて外見を順応させている点もありますが、マークシリーズが生み出された初期より大切にし続けている「時計が本来あるべき機能」を尊重させたI W Cのこだわりは現代まで変わることはありません。現行品だけでなくネクストヴィンテージと呼ばれるこの世代の時計が今もなお多くのファンより愛され続ける所以はこういったI W Cの時計作りが賞賛されているからだと言えます。
先述したとおり、当店に入荷する機会が少ない希少なヴィンテージ品になります。年々状態のいい個体は減り 一つとして同じ状態の個体は存在しないので、一期一会とも言われる出会いのきっかけになれば幸いです。
◆I W C I W324102 マークX I I
【型番(型番)】3241-002 (IW324102)
【素材】ステンレススティール
【文字盤】ブラック
【ベルト】ブレスレット
【ムーブメント】自動巻き
【ケースサイズ】36mm
【防水性能】日常生活防水
【付属品】箱・国際保証書
【商品の状態】中古品
【保証】1年



