GSTアラーム

時刻を知るために誕生した時計は、現代において、本来の機能以上に特別な意味を持つ嗜好品となりました。
必需品ではないからこそ人と被らない、そして人に語れるものを身に付けるのはいかがでしょうか。
今回はIWCのGST アラームをご紹介いたします。
GSTコレクション

創業130周年を記念して1997年に発表されたスポーツウォッチライン GSTコレクション。
GSTとは素材のゴールド・ステンレス・チタンの頭文字に由来します。
この発表の背景には、ポルシェ・デザインとのパートナーシップ解消がありました。
クオーツショックによってスイスの時計産業が窮地に立たされていた70年代、各社が生き残りをかけて暗中模索していた頃、
存続が厳しかったとされるIWCもまた、独自の道を歩んでいました。
1975年 ポルシェ・デザインと契約締結し、これが大ヒットします。
IWCを起死回生に導いたこの協力関係は1997年に幕を閉じ、それに代わるスポーツモデルとして同年に誕生したのがGSTコレクションでした。
様々なラインナップが展開された当コレクションはクロノグラフからダイバーズウォッチまで、何かしら機能を持っているという点が特徴です。
そして今回ご紹介するモデルに搭載されている機能はアラームです。
アラーム

アラームとは予め設定した時間を迎えたときに、それを知らせるために鳴動する機構です。
一般的な仕組みは内蔵されたピンをハンマーで連打することで音と振動を発生させます。
腕時計には音を鳴らす機構としてリピーターというものも存在し、一般的には高さの異なる音色を用いることで「現在の時刻を知る」ことができます。
しかしアラームは特定の音階を持たないものが多く、それ故に機械的な音が楽しめます。
どちらかと言えばギターやピアノの様に音階のある音色ではなく、ドラムのスネアやハイハットのようなイメージです。
それは、アラームの目的が「指定した時間が来たら知らせる」ことであるため、音階を必ずしも必要としないからです。
GSTアラーム

こちらのGSTアラームの素材はステンレス。
ジャガールクルト製のムーブメントを採用しています。
リューズは2つあり2時位置でアラーム調整とそのゼンマイの巻き上げ、4時位置で時刻調整と主ゼンマイの巻き上げを行います。
それぞれのリューズには、IWCお馴染みの魚マークとベルマークが刻印されています。
真面目や誠実といった印象を受けるIWCが魅せる、愛らしい抜け感がたまりません。
スポーティでありながら、ベゼルを薄くしたクールなルックスとたしかな機械。
ディテールまで手を抜くことなく機能美を追求する時計作りは同社の真骨頂です。
GSTコレクションは残念ながら2003年に生産終了し、6年程の短命なコレクションとなりました。
生産数が少ないため、状態の良い個体を探すのは難しい状況です。

時代の移り変わりを背景に持つGST。
語れる楽しみがある ネクストヴィンテージやメカニカルな時計が好きな方にオススメのモデルです。
GSTアラームの機械的な音と振動は、非常に心地の良い音色と振動を奏でます。
是非、直接手に取って御覧いただきたいモデルです。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
◆IWC GSTアラーム IW353702(3537-002)
【型番(型番)】IW353702(3537-002)
【素材】ステンレススティール
【文字盤】ブラック
【ベルト】ブレスレット
【ケースサイズ】40mm
【防水性能】日常生活防水
【付属品】-
【商品の状態】中古品
【保証】1年



